ホームページ制作前に必ず「強み」を考えて「3C分析」と「SWOT分析」を。 | ニッティ・グリッティとはマーケティングweb戦略デザイン美容室向け記事 | お役立ち情報 | 岡山のホームページ制作会社。WEB戦略が得意なホームページ成績上げ屋さん！

ホームページ制作の前には必ず自分たちの「強み」を考えることが重要です。

併せて「3C分析」と「SWOT分析」を行う事でマーケティング戦略策定に大きく貢献します。

それぞれのやり方や重要性について具体的な事例を用いて説明していきます。

自分たちの「強み」を考える重要性

そもそもホームページはペルソナやターゲットユーザーの悩みを解決するものです。

同じような商品を販売している競合他社が複数あればユーザーは比較検討していくことになります。

そこで競合他社と同じようなアピール方法を採っていた場合、自社が選ばれることはありません。

他社と差別化できる「強み」を打ち出せばユーザーの興味を引き上げられます。

「強み」を見つける方法

とにかく重要なのは「リサーチ」です。

まずは以下の項目をあぶり出してみてください。

• 会社やサービスの強み・独自性
• 競合他社と比較した際の優位性
• 競合他社との差別化ポイント

また、顧客（エンドユーザー）へのヒアリングやアンケートも効果的です。

客観的な目線での意見を得ることにより、自社の強みの再発見につながります。

アンケート内容の例を以下に示しておきます。

• 会社に対するご意見・ご要望
• 商品やサービスを利用したきっかけ
• 商品・サービスの満足度
• 商品・サービスの利用頻度
• 商品・サービスへのご意見・ご要望

このように主観的目線と客観的目線の両面で強みを探すことが重要です。

「3C分析」と「SWOT分析」の重要性

3C分析

「3C分析」とは企業が自社や競合他社を分析するためのフレームワークの一つです。

3CとはCompany（自社）、Customer（顧客）、Competition（競合他社）の頭文字をとったもので、それぞれの要素を分析することで、企業戦略の立案や改善に役立てることができます。

「3C分析」のやり方

・Company（自社）の分析

自社の強みや弱み、リソースや能力を明らかにします。具体的には、自社の製品・サービス、財務状況、人材、ブランド価値、研究開発力などを分析します。

・Customer（顧客）の分析

顧客のニーズや要望、市場動向を分析します。顧客のニーズを正確に把握することで、顧客満足度を高め、競合他社との差別化を図ることができます。

・Competition（競合他社）の分析

競合他社の製品・サービス、財務状況、マーケティング戦略などを分析します。競合他社の強みや弱みを把握することで、自社の差別化ポイントを明確化し、市場シェアの拡大を図ることができます。

「3C分析」の具体例

例えば、あるスマートフォンメーカーが、3C分析を実施し、以下のような結果を得た場合を考えてみましょう。

顧客（Customer）：ターゲット顧客は、テクノロジーに敏感な若年層やビジネスパーソンなどで、高性能で使いやすいスマートフォンが求められていることが分かった。

競合他社（Competitor）：競合他社は、同じようなスマートフォンメーカーが多く存在しており、各社が特色を出していることが分かった。例えば、競合他社Aは高性能なカメラ機能を持ち、競合他社Bは低価格帯で勝負していることが分かった。

自社の企業自身（Company）：自社の強みは、高性能でデザイン性に優れた製品を提供できること、弱みは、販売チャネルが限られていることやブランド力の不足などがあることが分かった。

このように、3C分析を行うことで、自社の競争力や強み・弱みを客観的に把握することができます。そして、自社の強みを生かしながら、改善点を見つけ、より競争力のある商品やサービスを提供するための戦略を立てることができます。

SWOT分析

「SWOT分析」とは、企業や組織が自己分析を行うためのフレームワークの一つで、企業の強み・弱みと外部環境の機会・脅威を整理することで、経営戦略やビジネスモデルの改善を図る手法です。

SWOT分析は、「Strengths（強み）」「Weaknesses（弱み）」「Opportunities（機会）」「Threats（脅威）」の4つの観点から、自社を客観的に分析します。

「SWOT分析」のやり方

Strengths（強み）：自社の強みを洗い出す

• 自社の製品・サービスが、どのような優位性を持っているのか
• ブランド力や企業文化、人材など、自社のリソースを考慮する
• 自社が他社より優れている点を洗い出す

Weaknesses（弱み）：自社の弱みを洗い出す

• 自社の製品・サービスが、どのような弱点を持っているのか
• 機能面や品質面、価格面、顧客サポートなど、自社の問題点を洗い出す
• 自社が他社より劣っている点を洗い出す

Opportunities（機会）：外部環境の機会を洗い出す

• 市場環境や顧客ニーズ、競合他社の動向など、自社にとって好機となる可能性がある点を洗い出す
• 新しい技術や市場の変化、政策の改正など、将来的に自社にとって有益な変化が予想される点を洗い出す

Threats（脅威）：外部環境の脅威を洗い出す

• 競合他社や代替品、顧客離れなど、自社にとってのリスク要因を洗い出す
• 経済状況や政治情勢の変化、法規制の強化など、将来的に自社にとって脅威となる変化が予想される点を洗い出す

「SWOT」分析の具体例 

ある小売店のSWOT分析の例を挙げます。

Strengths（強み）

• 豊富な在庫量と品揃えがあり、顧客の多様なニーズに対応できる
• 経験豊富な販売員が多く、顧客に適切なアドバイスができる
• 地域の顧客からの信頼度が高い
• オンラインストアがあり、顧客の利便性が高い

Weaknesses（弱み）

• 競合店と比較して価格が高めである
• 店舗内のレイアウトやサインが見にくく、顧客が商品を見つけにくい
• 店舗内の清潔感や整理整頓が不十分である
• 顧客からのクレーム対応が遅い

Opportunities（機会）

地域に新しい住宅が建設され、新たな顧客層が生まれる可能性がある

オンラインショッピング市場の拡大に乗じて、オンラインストアの強化や新たな販路の開拓ができる

エコロジー志向の顧客が増加しており、環境に配慮した商品の取り扱いや販促ができる

Threats（脅威）

• 競合店が増え、価格競争が激化する可能性がある
• オンラインストアの利用が普及しているため、店舗販売の減少が懸念される
• コロナ禍により、顧客の外出自粛や需要の低下が懸念される

このように、SWOT分析を行うことで、自社の強み・弱みと外部環境の機会・脅威を整理し、問題点を把握することができます。そして、問題点を解消し、機会を生かすための戦略を策定することができます。

いかがでしたでしょうか。

「強み」の打ち出しは確実に行い、各種分析は余裕があればぜひやってみてください。

弊社はすべて代行いたしますので、お気軽にお問い合わせください。