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ZOOMを使った同時通訳のときに注意しておきたいこと

弊社では同時通訳や翻訳のお仕事もいただいております。

最近ではzoomを使った同時通訳のご依頼をいただくこともあり、
システム管理者として参加することもあります。

今回はシステム管理者の立場から、ZOOMを使った同時通訳を行う際に注意しておきたいことをご紹介したいと思います。

■zoomのシステム要件
zoomの無料アカウントには同時通訳の機能がありません。
zoomのプロアカウントの場合、ビデオウェビナーのアドオンが必要になります。
ウェビナーアドオンは申し込み後、すぐに有効化されます。

1か月単位で申し込みをした場合、日本時間で期間が明記されず、厳密な期限が不明確ですので
ちょうど1か月後に次回のセッションがあるような場合はあらかじめサポートに確認しておくことをお勧めします。
(ミーティングの途中で使えなくなったりすると恐ろしいですよね。。。)

■帯域
固定回線で5Mbpsは確保しておくようにしましょう。
zoomのシステム要件

回線スピードは下記サイトで確認できます。
speedtest

■同時通訳者の事前割り当て
ミーティングを作成するときに、あらかじめ同時通訳者を割り当てておくことが可能です。
ただし、同時通訳者に同じID(メールアドレス)でログインしてもらうことが必要です。
別のIDでログインした場合には、手動で割り当てましょう。

■共同ホストの設定
入退室管理やミュート処理、グループセッションの振り分けなどを会議の司会者が行うことがあります。
事前に打ち合わせておき、共同ホストとして割り当てましょう。

■雑音対応
同時通訳者の通訳の時の集中力は凄まじいものがあるのですが、
会話の途中に雑音が入ると張り詰めた集中が切れてしまうことがあります。

発言者以外の参加者はミュートしてもらうように司会者側から事前に呼び掛けてもらいましょう。
また、発言者以外の参加者がミュートされてない場合は強制ミュートしましょう。
(発言者の後ろで鶏が鳴いていたことがありましたが、それはもうどうしようもないです...)

また、参加者がシステム不具合で再ログインしてくることも考えられますので「参加時にミュートにする」
オプションは必ずオンにしておきましょう。

■通訳者とのコンタクト手段の確保
通訳者と一緒の場所にいるとは限りませんし、複数の同時通訳者が参加する場合にはスムーズに交代できるか、
神経を使います。

zoomでの通訳中は、通訳者同士がzoom上でコンタクトをとることはできませんし、違う言語チャネルにいれば、
通訳者同士がほかの通訳の内容を聞くこともできません。

通訳者側のシステムの不具合や、音声の不具合などは起きるものとして準備しておかなくてはなりませんので、
LINEやメッセンジャーなど別回線(ビデオ通話)を用意しておきましょう。

同時通訳中の通訳者に連絡することは非常に難しいです。チャットでも連絡がつかないことがありますので、
なにか光る信号のようなものを準備しておくのもいいのではと思います。

(通訳者の方は赤信号が光ったらチャットを見てください、というような運用です)

そのうえで両言語チャネルの音声を聞き、別回線のビデオを見ながら、不具合がおきたらすぐに対応できるように
備えましょう。

UPDATE :

投稿者 : NITTY GRITTY

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